こんにちは。
ひさびさに、ジェレミー・シーゲル先生の著書でよく赤本と呼ばれる「株式投資の未来」を再読しました。
恐らく2年ぶりくらいになるかと思いますが、いつ読んでもいい本ですね。緑本も同じくらい好きです。
2年前ぐらいに読破した時よりも、すらすら読めた気がします。2年前より私の投資知識が上がったおかげなのかなと思っています。
さて、この本を読んで言いたいことは一つです。株式投資で利益を上げるためには、“市場の期待が低いのにも関わらず継続的に期待以上の収益を上げている銘柄に投資すべき”だということです。
誰もが今買っているキラキラの銘柄ではなく、市場の評価は低くても着実に利益を積み増している企業を買うべきなのです。
実例
この本でも出てきた実例のIBM vs スタンダードオイルオブニュージャージー(現在のエクソンモービル)の紹介です。
1950年~2003年の間、1株当たり売上高成長率/配当成長率/利益成長率、どれを取ってもIBMが上回っていたにも関わらず、株式のトータルリターンはスタンダードオイルオブニュージャージーが上回っているという驚愕の事実があります。
そう、株価というのは所詮需給で決まるものです。市場からの期待が低くともそれ以上に着実に利益を出している企業であれば、市場平均を超えるリターンは得られるのです。
高配当というわかりやすい基準
そして、市場からの期待が低く着実に利益を出す企業を選定する判断基準の1つが、高配当株です。配当という確定リターンの形で投資家に早い段階で利益を享受してくれる。高配当ということは市場からの期待がさほど高くない。そしてその高配当を継続してくれる。
キラキラ銘柄でなくてもそういった企業を継続保有していれば高いリターンをもたらしてくれるのだとこの本を読んで強く思うようになり、再読した今回さらに思いを強めました。
ということで、これからも市場からの期待が低くとも継続して期待以上の収益を上げてくれそうな企業を探して、投資したいと思うのです。
ではでは。ノシ