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ETFと投資信託の違い【ETFハンドブック第一部レビュー】

こんにちは。
資産形成中の貧乏サラリーマンです。

今現在、ETFハンドブックという本を読んでいます。

この本、すごい面白くてためになる一方、すごい難しいです。。。自分の未熟さを思い知らされています。

それでも一応読み切りたいと頑張っていますが、何度もページを戻ったりとかなり進みが遅いです。

この本は三部で構成されていまして、今回やっと第一部が読み終わりましたので、自分の理解を深めるためのアウトプットということで、記事にしたいと思います。

ETFと投資信託の違い、あなたは語れますか?

ETFと投資信託の違いは、ネットで調べると多くの記事が出てきます。

ETFのほうが信託手数料が低め、ETFは日中取引が出来て、投資信託は1日1回の終値で取引する。など、いろいろな記事がありますね。

ではなんで、そんな違いがあるのか、考えたことがありますか?

このETFハンドブックは、その辺の仕組みを詳しく説明してくれています。詳しいがために難しいというジレンマに陥っていますが。

投資信託とは

ETFを語るうえで、まずは投資信託について記述したいと思います。

投資信託を購入するとします。投資信託は1円単位で購入額を指定できたりするので、便利ですよね。

さて、実際に投資信託を購入しました。購入したお金はどこに行くのでしょうか。

購入したお金はファンドマネージャーが株や投資対象の商品を購入するための原資となります。

つまり、自分の入金した額がそのままファンドの総資産額に反映されます。

自分が購入したことによって増える株式などの投資商品を購入する手数料は、ファンドの保有者全員で負担することになり、ファンドの基準価額に反映されます。

総資産の高いファンドでは個人投資家1人が購入する額なんてたかがしれていますが、新しく株などの商品を買い付ける手数料は、間違いなくファンドの保有者全員が負担することになります。

ETFとは

ETFとは、 Exchange-Traded Fund の略です。よく、上場投資信託と和訳されますね。

なんだ、投資信託が上場しているだけの商品か。って思うかもしれません。その通りとも言えますが、手数料の負担形態が通常の投資信託とは少し違うのです。

その辺をわかりやすく伝えられればと思います。

さて、実際にETFを購入しました。購入したお金はどこに行くのでしょうか。

投資信託の場合は、購入したお金が投資信託のファンドマネジャーのもとに届いて投資信託の資産額がそのまま増えました。でもETFの場合は違うのです。

ETFは、ETFの売り注文を出した人から買うことになります。つまり、自分のETFを購入した資金は、ETFを売ってくれた人に行くだけで、ファンドの資産額には影響を及ぼさないのです。

この違いが結構大きいです。投資信託の場合は、自分が購入したことによって増える分の株式や商品の購入手数料は全員で負担します。

ETFの場合は、購入してもファンドの資産額に影響を及ぼさずに売ってくれた人にお金が行くだけなので、手数料を全員で負担するということはありません。

ETFの総資産額ってどうやって増えるの?

あれ?そしたら自分がETFを買ったり売ったりしても全然ファンドの資産額に影響しないとしたら、ETFの資産額って全く変化しないんじゃない?っていう考えにたどり着くかもしれません。当然の帰結です。

しかし、ETFの総資産額は増えたり減ったりしているのです。

その辺に影響を与えるのが、マーケットメイカーという金融業者になります。

商品に人気がでて買い注文が増えると売ってくれる人が少なくなりますし、ファンドの価値よりも高い値段で売買が成立されてしまう可能性があります。

その辺を是正してくれるのが、マーケットメイカーです。売ってくれる人の代わりに売り注文を出してくれたり、ETFの価格が本当の価格と乖離している場合には、それを是正するような注文を出してくれます。

そして、売り注文がある一定の額を超えると、マーケットメイカーがETFを構成するための最低単位の株式や商品の集合体であるバスケット、いわゆるクリエーションユニットをETFの発行会社に渡して、新しいETFが発行されるのです。

そういったことを繰り返して、ETFの総資産額は増えていきます。逆もまた然りです。

ETFと投資信託の違いとは?

以上を踏まえて、改めて投資信託とETFの違いを考えたいと思います。

投資信託は、新たな購入者による資金流入や新たな解約者による資金流出に伴う売買手数料や税金の支払いをファンドの保有者全員で負担します。

ETFの場合は、新たな購入者による 資金流入や新たな解約者による資金流出に伴う 手数料などは、売買する投資家が負担します。本当はマーケットメイカーが負担するのですが、その負担分は投資家がETFの購入時にスプレッドとして含まれているのです。

ETFと投資信託の違いを知って思ったこと

両者の違いを学んで思ったことがあります。それは、長期投資においてはETFのほうが有利ではないかということです。

長期投資で腹をくくっている場合、多少の大暴落で商品を手放さない握力が重要となります。

但し、他の投資家の方がそうとは限らないです。大暴落の時には狼狽売りで利益確定や損切りをして売り逃げようとするかもしれません。

そんな時、投資信託では売買手数料や税金の負担をファンドの保有者全員で行います。つまり、ずっとファンドを保有している人がどんどん不利になっていく、割を食うのです!

そんなの耐えられないですよね。自分は経済の発展、復活を信じてずっとホールドしているのに!ってなわけで私はETFをメインに資産形成をしていこうと思ったわけです。

最も、ファンドの保有者全員が平等に手数料を負担することで、資産形成にどれくらいの影響を与えるのかは試算していないのでわかりません。

ひょっとしたら、全く無視していいくらいの小さい金額なのかもしれません。

でも私は、両者の違いの仕組みを学んでしまった以上、ETFをメインに資産を形成していきたいなと思った次第です。

今後、さらにさらに金融市場が発達していって、個人投資家にやさしい時代が到来してくれたらなと願っています。

ではでは。ノシ

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